ハイチ

カパイシャン郡プレーヌ・デュ・ノール
19°40’15.6”N
72°16’30.1”W

ハイチのカカオ栽培

ハイチ岬におけるカカオ豆の経済史は、世界市場の価格変動政情不安に振り回された、成功と挫折の曲がりくねった物語です。しかしながら、この地域の人々は耐え抜き、今日ハイチ産のカカオ豆は卓越した品質で名高いです。

プランテーション|フェッカノ

ハイチにおける高品質カカオのパイオニア

「フェッカノ(FECCANO:北部カカオ協同組合連合会」は、2002年にさまざまな取り組みや地域のNGO団体の支援により設立された、8つの協同組合で構成される連合会です。設立当初から「フェッカノ」は、ハイチ産のカカオ豆が適正な価格で評価されるをことを目標にしています。何十年もの間、この地域、及び国内のカカオ豆は、発酵される前の状態で中間業者の中で低価格で販売されてきたため、カカオ生産者は利益を得ることができず、低賃金の原材料の供給者として位置づけられていました。2007年に「フェッカノ」は、フランスのNGO団体「AVSF」と連携して、カカオ豆の価値を高めるためにカカオ豆の発酵を始め、「フェッカノ」は、ハイチにおける高品質カカオ豆のパイオニアとしての地位を確立しました。

長期的なパートナーシップ

この取り組みにより、ヴァローナは2011年に「フェッカノ」と出会い、2015年には5年間のパートナーシップを締結しました。これによりヴァローナは、先駆的なカカオ生産者を支援し、ハイチ産カカオ豆の持続可能性と価値を促進できるようになりました。2020年には、このパートナーシップをさらに10年間更新しました。

ハイチのチョコレート

2015年 にパートナーシップを締結

2020年に10年間の更新

共同組合 事業業態

4,261人 の生産者

一緒に行っている社会的・環境的活動

2017年より

NGO団体「AVSF(Agronomes et Vétérinaires Sans Frontières)」と連携して、地域の「クリオール農園」と呼ばれるアグロフォレストリーシステムの50ヘクタール以上を再生。

アグロフォレストリー|クレオール農園

1ヘクタールあたりの収入を2倍に

プロジェクト対象者の区画

982人 が利益を得る

2017年~2022年に行われた「再生プロジェクト」より(カカオ生産者127人が含まれる)

5,052人 が間接的に利益を得る

2017年より(カカオ生産者の家族や講師など)