テイスティング方法

ステップ２　嗅覚

チョコレートを嗅ぎます。深く息を吸って、心と体でそのアロマを感じてください。

ステップ４　味覚

少しチョコレートをかじり、それを舌の上で溶かして、風味とアロマを味わいます。舌を優しく上顎に滑らせると、温度がゆっくりと上昇し、カカオバターが溶け、閉じ込められていたチョコレートの風味とアロマが放たれます。

溶ける瞬間に、鼻からゆっくりと息を吐き、そしてしっかりと吸い込むと、チョコレートのフローラル、フルーティー、スパイシーなどといった多彩なアロマが感じることができます。

口笛を吹くように息を吐いてから、口の中に空気を吸い込むと、舌と上顎の動作によってアロマはまとめて鼻の方へと上っていきます。少し時間をかけて、舌に注意を集中させ、さまざまな風味を感じ、味わいます。まずは酸味、そして少し長めに待ってみると、苦味を感じることができます。

最初の「ファーストノート」で揮発性の高く、瞬間的に消え去ってしまう花やフルーツの香りを、その次に現れる「ボディノート」で、ローストアーモンド、トーストしたパンの耳、スパイスミックスなどの温かみのあるアロマが感じられます。じっくりとテイスティングを続けると「ラストノート」として、チョコレートの香りの余韻を堪能することができます。多くは、ウッディやローストしたカカオニブ、麦芽のような香りなどが特徴です。