ベネズエラのカカオ栽培

ベネズエラのカカオ豆は、豊かな歴史を誇る、何世紀にもわたる伝統的な品種です。現在、国の政治状況による課題はあるものの、カカオ栽培は盛んです。
ベネズエラの雄大な山々と緑豊かな渓谷の間に位置するこの貴重な農業遺産の歴史は、先住民がすでに貴重な作物を栽培していた何世紀も前にさかのぼります。ベネズエラが直面している政治的・経済的な混乱にもかかわらず、地元のカカオ生産者はこの古くからの伝統を守り続けています。
レーズン、マロン、甘草のビターな香りとローストのニュアンスを持つベネズエラのカカオ豆は、国の回復力と誇りの象徴であり続けています。

ベネズエラのカカオ栽培

高品種のカカオ豆

「カカオ・サン・ホセ(Cacao San José)」は、1830年よりベネズエラでカカオ栽培を行っている家族経営の企業です。経済的な繁栄と長期的な取引関係の推進を目指し、社会的ウェルビーイングと持続的な発展に貢献することを目標にしています。例えば、周辺地域のコミュニティの子供たちの教育プログラムの創立に携わったり、起業の支援活動を行っています。

「カカオ・サン・ホセ」にとって、ポジティブな影響を社会にもたらすことと、家族で経営している農園で栽培しているカカオの品種の保護を行うことは、カカオの品質と切っても切れない関係を持っています。このような取り組みが、2016年にヴァローナと長期的なパートナーシップを結ぶきっかけとなりました。政治的・経済的な危機に直面しているベネズエラですが、ヴァローナは持続的な「カカオ・サン・ホセ」との関係を継続していいます。

プランテーション|カカオ・サン・ホセ

2020年よりマイクロ起業プロジェクト

国連開発計画(UNDP)と連携して、家族経営のマイクロ起業プロジェクトを展開

2021年 - 教育

小学校のリノベーションを実施

2022 - トレーサビリティ

- 学校から中退した若者を対象とした、カカオやアグロフォレストリーに関する教育プロジェクトの展開
- 1,422ヘクタール以上の地域をマッピング