クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 2025 日本代表チームが圧巻の連覇達成!
2025 年 1 月 24 日(金)から 25 日(土)に、フランス・リヨンで開催された世界最高峰の洋菓子コンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2025」において、日本代表チームが、2位のフランス、3 位のマレーシアを抑え、見事優勝し、世界大会での連覇を達成しました。

第 19 回目となる今回は、「National Heritage(国家遺産)」を総合テーマに掲げ、18 カ国から各国3 名 1 組のチームが出場しました。大会では 9 時間にわたる競技が行われ、アメ細工、チョコレート細工、氷彫刻といった工芸的作品の制作に加え、フローズンデザートやレストランデザート、さらに今年新たに課題として加わったショーショコラの 3 つの味覚課題が設定され、各チームが制限時間内に作品を提出しました。日本チームは、味覚の完成度、日本の文化と伝統を力強く表現したデザイン、そして優れたチームワークが高く評価され、見事金メダルに輝きました。


結果発表を終え、チームリーダーの籏雅典選手は、「喜びや感謝、これまでのことを思い出し、多くの気持ちが沸き上がり、夢を見ているような幸せな瞬間でした」とコメントしました。的場選手は「これまでの感情が一気に溢れました。優勝できてよかった!」と語り、最年長の宮﨑選手は「諦めずにやり続けてきてよかった。このメンバーで 2 年間共に過ごし、思い描いてきたことが現実となって本当に嬉しい」と振り返りました。
また、冨田団長は、「支えてくれたサポートメンバーに悔しい思いをさせることなく、『おめでとう』と言ってもらえる結果を出せてよかったです」と語り、チームだけでなく、オールジャパンで挑んだこの大会で勝ち取った優勝に深い喜びを滲ませました。
そして優勝の決め手は、「最も時間をかけて準備してきた集大成である『ビュッフェテーブル』だ」とチームは語りました。

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーは、1989年にM.O.F.(フランス最優秀職人章)の称号をもつガブリエル・パイアソン氏とヴァローナによって設立された世界を代表するパティスリーのコンクールです。各国、各大陸の予選を勝ち抜いた代表パティシエたちが、その腕を競う最高峰の場として広く知られています。